ふつおたを書きたいのに言葉が浮かんでこない
表現力のあるふつおたを書けたらいいのにな…
文章力トレーニングを調べてみたけど、どれも面倒そう
楽しみながらカンタンに文章力を伸ばせる方法がありますよ!!
(文章力がもっとあれば良いのに)
そんな風に思ったことは誰しもあるはず。老若男女みんな気づいている。
(文章力トレーニング面倒くさそう)
文章力を伸ばそうと思い、いざググってみたところ、どれもめんどくさそうでモチベ爆散。文章力を伸ばすのは、夢のまた夢と思った人もいるのではないでしょうか。
この記事では「楽しく文章力を伸ばす方法」を教えちゃいます
私は、文章力を伸ばすためメール職人をしていました。
メールを送っていたのは『にししのらじじ』という番組。パーソナリティは、声優界屈指のトーク力を持つ西明日香さんです。
「文章力トレーニング」のおかげで、常連リスナーの仲間入り。しかも西さんに認知してもらえました。
文章作るのうめぇな
あっ…あぁ!!シ・ア・ワ・セ!!
推しからそんなお褒めの言葉をいただいたこともあります
まさか「コピペ大好きだった人間の文章力」が褒められるなんて…まさか「声優お墨付きの文章力」が手に入るなんて…
ご紹介するのは、私が実際に行っているトレーニングばかり。かつて「コピペ大好き人間」だった私でさえ継続できています。
文章を書くのが嫌いで嫌いで仕方なかった人間が、今では文章を書くのが楽しくて楽しくて仕方ない!文章を書くことに苦手意識があっても大丈夫。「文章を書く楽しさ」にきっと気づけるはずです。
これから紹介する「5つの文章力トレーニング」で、あなたも構成力と表現力を伸ばしてみませんか?
【文章力は「構成力」と「表現力」から成っている】
「文章力」とは「相手にわかりやすく伝える能力」ことをいいます。
「文章力」は2つの要素からなります。
- 構成力:「文法」や「文章構成法」など、文章作りにおいて基本となるもの
- 表現力:比喩表現など、言葉のイメージを伝える応用的なもの
・構成力:文章を書く上での基本的な部分
さらに構成力には、
- 文法
- 文章構成法(起承転結やPREP法)
があります。
構成力とは「どんな流れで、どんなメッセージを伝えるか」を考える能力です。
文法
日本語の基本的な文法は「主語・目的語・動詞の順」です。
(例)私は自動車を見た。
主語(私)、目的語(自動車)、述語(見た)の順で構成されていますね。
文章構成法
文章構成法はいくつもあります。
ここではビジネスの現場で重宝される「PREP法」を確認します。
- P(要点)
→桃太郎たちは鬼退治に見事成功しました。 - R(理由)
→鬼ヶ島に棲む鬼たちは悪さをしており、人々を困らせる存在でした。 - E(例え)
→鬼を懲らしめるため、イヌ、キジ、サルと桃太郎は鬼ヶ島に向かいました。 - P(要点)
→鬼退治に成功した桃太郎は財宝を持って帰還し、その後幸せに暮らしました。
PREP法は結論ファースト。
内容を理解しやすく、スピーディーな対応が求められるビジネスの場面で重宝されています。
・表現力:文章を書く上での応用的な部分
「表現力」とは「どのような表現を使ってイメージを伝えるか」です。文字通り「言葉でイメージさせる力」を言います。
「私は自動車を見た」という例文に、表現力の働きを加えてみます。
(例)私は「ジェームズ・ボンドが好みそうな自動車」を見た。
目的語(自動車)に形容詞を付けて「ジェームズ・ボンドが好みそうな車」と表現しました。
どんな自動車なのか、ぐっとイメージしやすくなったはずです。
「表現力」を意識しながら書くと、イメージしているものを相手にしっかり伝えられます。
【おすすめ文章力トレーニング5選】
①写経:構成力と表現力が上がる
写経とは、文章をそっくり書き写すことです。
実際に手を動かして、真似することにより文章力が向上します。
「写経」では、
- 「構成力」
- 「表現力」
文章力の基本となる2大要素を学べます。
文章力トレーニングで最も重要といっても過言ではありません。
(ただ書き写すだけなのにそんなに重要なの?)
「文章力」は読むだけでは身につきません。文章を書くことで、やっと文章力を伸ばすことが可能となるんです。
趣味が「野球観戦」だからといって、野球が上達しないのと同じ。
「読めること」と「書けること」は全くの別物で、実際に書くことで文章力は向上します。
スマホでもPCでも使うのはなんでもいいので、とにかく文章を書き写すことで「構成力」と「表現力」を伸ばせます。
文章力を上げたいなら「写経」が一番の近道なんです。
写経をするのは何でもOK!最初は短い文章がおすすめ
「写経をするならコレだ!!」と、おすすめを言いたいところですが…
ぶっちゃけ「プロの文章」であれば、なんでもOK!興味があるものを写経してください。
ここであなたの頭にあることが浮かんでいるはずです。
(何を写経すりゃいいのさ…)
本当になんでもいいんですが、個人的に一番取り組みやすかったのは「歌詞」です!!
歌詞は文章量が少ないので、カンタンに写経できちゃいます。好きな曲の歌詞なのでモチベーションも上がる。
歌詞の写経に慣れてきたら、漫画や小説など、文章量を増やしてみるのもおすすめです!!
②名言作り:表現力が上がる
「名言作り」を行うことで「表現力」を伸ばせます。もっと具体的に言えば「語彙力」や「描写力」、「発想力」が身につきます。
名言作りは3つのステップ。
- ググる
- 選ぶ
- 自分風にアレンジ(モジる)
名言をググって、気に入ったものをいくつかピックアップ。それらを自分の言葉にアレンジするだけなので、カンタンに取り組めます。
実際に名言作りの例文をいくつかご紹介します。どんな風にやってみればいいのかイメージが掴めると思います。
- ソロモン
「想像力なきところ、民族は滅ぶ」
⇒信号無視すりゃハネられる - シェイクスピア
「険しい丘に登るためには、最初にゆっくり歩くことが必要である」
⇒全力疾走じゃマラソンは走れない
「喜怒哀楽の激しさは、その感情とともに実力までも滅ぼす」
⇒メンヘラは出世しない
こんな感じです。
名言を自分の言葉で表現してみてくださいね。
「ブラックジョーク作り」もオススメ
「名言作り」にある程度慣れてきたら、「ブラックジョーク作り」に挑戦してもいいかもしれません。
やり方は、
- ググって
- 選んで
- 言い換える
だけ。
ちなみにブラックジョークが上手い人は、IQが高い傾向にあるそうです。
ブラックジョークを作るには、物事の本質を捉える必要があるので、きっとIQが高いからこそブラックジョークを作るのが上手いのでしょう。
文章力だけでなくIQも上がるかもしれない「ブラックジョーク作り」。ぜひ一度、お試しあれ!!
③連想ゲーム:表現力が上がる
誰もが子供の頃に一度はやったであろう連想ゲーム。
黄色といったらバナナ
バナナと言ったらゴリラ
ゴリラと言ったらジャングル
懐かしいですよね。
実は「連想ゲーム」って、「表現力」を伸ばすのにめちゃくちゃ優秀なんですよ。結局のところ、表現力は「発想力(言い換える力)」なんです。いろいろな言葉で表現できるのは「発想力」があるからこそ。
あの人の文章って表現力すごいよね
文章力ヤバいわ~
ありがとう連想ゲーム!!
「連想ゲーム」でトレーニングを重ねれば、一目置かれる文章力が手に入ります!!
連想ゲームは「マンダラフレーム」を使うのがおすすめ
「マンダラフレーム」は、3×3のマスからなる発想法で、アイデアを考えるときにおすすめの方法。
使い方はシンプルで、
- 中央に言葉を書き入れる
- 連想した言葉を時計回りに書き込んでいく
ちょうど12時の位置から時計回りに埋めていくイメージです。
「マンダラフレーム」で連想ゲームをやった例が以下になります。
「黄色」から始まり、たどり着いたのは…まさかの「バカップル」でした(笑)
連想ゲームで書き出した言葉を眺めていると、思わぬ関係性に気づけて、目からウロコな表現を思いつけます。
「連想ゲーム」は言葉を連想させていくだけなのに、「表現力」を養うには効果抜群なんです!!
マスをどうしても埋められない場合もあると思います。
そんなときは、下記のサイトを使って言葉を探してみてください。
④川柳 :表現力が上がる
「川柳」は五・七・五の言葉で表現する方法です。使えるのは、わずか十七文字の言葉のみ。
そのため「川柳」では、余計な部分を削ぎ落とした言葉で表現することが求められます。
言い換えれば「川柳」は、
- 一番伝えたいことは何か
- イメージしやすい言葉は何か
これらを徹底的に突き詰める「表現のダイエット」で、言葉のイメージを使った表現力を養えます。
難しいことを書いてきましたが「感じたことを十七文字で表現しましょ」ってことです。
それでは、ここで一句。
これも立派な川柳です。
「腹が減った」という表現を三連続で使うことで、空腹をしっかり伝えている一句になりました!(笑)
十七文字でも、表現できることは意外と多いので、ぜひ川柳を詠んで、いろいろな表現に挑戦してみてください!!
⑤ダジャレ作り :表現力が上がる
誰しも一度は言ったことがある「ダジャレ」。実は「ダジャレ作り」も立派な文章力トレーニングなんです。
ダジャレを考えられるようになると、言葉で遊べるようになります。表現に遊び心が生まれるんです。
(え??たったそれだけ??)
ここからが本番です。
ダジャレの状況が目の前で実際に起こっているとイメージしましょう。そして、その場面を文章で描写してみるんです。
「ふとんがふっとんだ」でやってみます。
こんな感じで、ダジャレの状況をイメージしながら書くと「表現力」を鍛える良い練習になります。
【まとめ】
ご紹介した文章力トレーニングは5つ。
- 写経
- 名言作り
- 連想ゲーム
- 川柳
- ダジャレ作り
どれも手軽で楽しく構成力や表現力を上げられます。
(文章を作るのが楽しい、考えるのが楽しい)
あなたにそんな風に感じてもらえたら、とっても嬉しいです。
【ふつおた関連の情報はこちら】
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参考文献
- 『 日本語って、どんな言葉?』東京大学日本語教育センター
- 『たった一言でIQを見抜く質問とは』Mentalist DaiGo Official Blog
- 『才能に頼らない文章術』上野郁江 (著)
- 『TEDトーク 世界最高のプレゼン術』ジェレミー・ドノバン (著)
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