- 推しの番組で「ふつおた」が採用される
- 推しに認知される
これらの喜びを、ぜひあなたにも体験してほしい。
今回は「採用と推しの好感度をゲットできる文章術&心理テクニック」をご紹介します。
- わかりやすい文章を書くポイント
- 推しに親しみを覚えてもらえる心理テクニック
これらは、すぐに使えるものばかりなので、ぜひ活用してみてください!!
この記事の内容を実践した結果、「常連リスナーの仲間入り&推しからの認知」を達成しました!
「ふつおたの採用率」と「推しからの好感度」がアップすること間違いなし!!
【文章術 21選】
「採用されるふつおた」は、わかりやすい文章であることが不可欠で、ある程度の文章力が求められています。
文章力を構成する要素は2つ。
- 構成力
- 表現力
それぞれ抑えておくべきポイントがあります。
採用されるふつおたを書くために必要なものを、確認していきましょう。
・構成力を伸ばすポイント9選
①書く前にまず構成を考える
とりあえず文章を書きたくなっちゃうのはわかりますが、それアウトです。
思うがままに書いても、できるのは「何を伝えたいのかわからない文章」。
文章を書くことを「旅行」に例えると、構成を考えることは「計画」になります。旅行をすることになったら、ふつうは計画を立てますよね。
- 移動手段はなにか
- 所要時間はどれくらいか
- どんなことをして過ごそうか
など考えて、旅行の準備をするはずです。
文章の構成を考えず、いきなり文章を書くことは、なんの準備もせずに旅行に行っちゃうのと同じです。
無計画なので、いきあたりばったり。時間だけが過ぎていく旅行。そんな有様の旅行は絶望しかないですね(笑)
「何を伝えたいのかわからない文章」は、いわば「クソつまんない旅行」なんです。
では文章の構成を考えるにはどうすればいいのか。
「PREP法」を使えば、メッセージが伝わりますよ。
②文章構成の有名なテクニック「PREP法」
「PREP法」は最初と最後に「要点」を持ってくるテクニックで、要点をつかめるため、相手は話を理解することがカンタンになります。
- P:POINT(要点)
- R:REASON(理由)
- E:EXAMPLE(例え)
- P:POINT(要点)
具体例は以下の通り。
- P:POINT(要点)
→わっしょいは、ミルクレープが大好きです。 - R:REASON(理由)
→クレープ生地のしっとりとした舌触り、クリームの優しい甘さは病みつき。 - E:EXAMPLE(例え)
→ミルクレープが大好き過ぎて、家の冷蔵庫には、かならず1ピース常備しています。 - P:POINT(要点)
→もうミルクレープなしでは、生きていけません。
この文章の「P:要点」は「ミルクレープが大好き」という部分。最初と最後でミルクレープ好きをアピールすることで伝えたいメッセージは一目瞭然ですね。
「PREP法」を使えば、相手にメッセージをしっかり伝えることができます。
③文章は書いたあと削るもの
(文章は一度書くだけで完成するもの)
そう思っている人もいますよね。
正直なところ、「採用されるふつおた」を一度で書き上げるのは難しいです。文章を書き慣れていない人なら、なおさらキツイ。
なので、文字を削ってふつおたを仕上げる意識が必要になってきます。
- 「ふつおたのネタ(結起承転結)」をもとに、300文字ほど書く
- いらない部分を削ったり、よりわかりやすい言葉や表現に変える
- 200文字~250文字のふつおたの完成
ふつおた作りは、言葉を引き算することでシンプルな文章になります。メッセージがくっきり浮かび上がってくるので、理解しやすいメールになります。
伝わる文章にするには「引き算思考」が大切♪
④メッセージは「1つの文章に1つだけ」
一つの文章にいくつものメッセージが書かれていると、ほんとうに読みづらい。
あれもこれも伝えたい気持ちはわかりますが、「一つの文に、一つの意味」は厳守です。かっこよく言えば「一文一意」。
ぐちゃぐちゃな文章は読むのは、ほんとうにきつい(苦笑)。
試しにに読みづらい文章をチェックしてみましょう。
わっしょいは朝起きて、大好きな牛丼を食べに外へ出たが、読みたかったマンガの最新巻が発売されていることを思い出して、本屋に向かうも売り切れていたため、食べた牛丼はいつもより優しい味だった。
(で、結局なにが言いたいの?)
イラッとするやつですね(苦笑)。
一文一意にして、読みやすくなった文章はこちらです。
わっしょいは朝起きて、大好きな牛丼を食べるために外へ出た。読みたかったマンガの最新巻が発売されていることを思い出して、本屋に向かう。しかし、すでに売り切れていた。その日食べた牛丼の味は、いつもより優しく感じた。
最初の文章より、だいぶわかりやすくなりましたよね。
「一文一意」を意識するだけでも、読みやすさ、伝わりやすさは格段にアップします。
⑤長さは「一文あたり50~70文字」
今まで、多くの文章術に関する本を読んできましたが、文章量については、どの本もだいたい同じでした。
結論としては、ストレスなく読めるのは「一文あたり50~70文字」。
50~70文字が読みやすいと言われても、まったくピンと来ないですよね(笑)。
例えばこんな感じの文章です。
わっしょいは、料理を食べるのも作るのも大好きで、休日は料理を大量に作って大食いするのが趣味なんですけど、この間チャーハンを三合分炒めていたら手首を痛めて、(お前「いためる」のはチャーハンだけにしとけよ)って自分にツッコんじゃいました。(117文字)
ん~読みづらい(笑)。
これを一文の長さ50~70文字に調整してみると…
わっしょいは、料理を食べるのも作るのも大好き。
休日は、料理を大量に作って大食いするのが趣味なんです。(50文字)
そういえばこの間チャーハンを三合分炒めていたら手首を痛めて、
(お前「いためる」のはチャーハンだけにしとけよ)
って自分にツッコんじゃいました。(70文字)
だいぶ読みやすいですね!
適度な長さの文章にするだけでも読みやすさ◎
⑥「読点(、)」で読みやすさアップ
読みやすい文章は「読点(、)」を使うことで誤読を防いでいます。誤読を防いで読みやすい文章にするには「意味の切れ目」を意識して「、」を使いたいところ。
例文で確認してみましょう。
(例)田中と友達の鈴木が僕の部屋にやってきた。
どうですか?部屋に遊びにきたのが誰なのか、パッと見て理解できましたか?
二通りの解釈ができましたよね?
- 部屋にやってきたのは「田中」と「友達の鈴木」の二人
- 部屋にやってきたのは 「田中と友達である鈴木」の一人
何度読み返しても、どちらの意味なのかわからず、前後の文脈から判断せざるを得ません。文章を読み返すのって結構なストレスですよね。
文章に必要なのは一つの解釈だけ。他の解釈をさせないためにも「意味の切れ目」を意識する必要があるんです。
例文を修正したのがこちら。
①田中と、友達の鈴木が、僕の部屋にやってきた。
…ども
やっほ~
いらっしゃーい
②田中と友達の鈴木が、僕の部屋にやってきた。
やっほ~
え?ちょ…だれ?
このように「、」の使い方によって、文章は圧倒的に読みやすくなります。ぜひ「意味の切れ目」 を意識して「、」を使ってみてください!!
⑦改行で余白スペースを作る
ふつおたの基本は「読みやすい文章構成」や「わかりやすい言葉」で書くこと。
より良いふつおたにするには「改行を使う」のも必要です。
【例文:改行なし】
ジェイソンとマックスは一緒に近所の映画館に行った。ジェイソンは入場チケットを、マックスは飲み物とお菓子を買うべく二手に分かれる。マックスがコーラとポップコーンの出来上がりを待っているときに女性に話しかけられた。かつて告白してフラれた女性―キャサリン―が近づいてくる。気まずさをごまかすためマックスは元気にあいさつをした。人懐っこい性格のキャサリンは楽しそうに会話を始める。そんな彼女と話しているとマックスは痛感する。やっぱりキャサリンのことが好きだと。彼女の隣で何気ない日常を楽しみたいという願望が芽生えた。ジェイソンがチケットを買い終えてマックスたちに合流する。キャサリンはマックスたちに笑顔で別れの挨拶を告げ、人混みに消えていく。
【例文:改行あり】
ジェイソンとマックスは一緒に近所の映画館に行った。ジェイソンは入場チケットを、マックスは飲み物とお菓子を買うべく二手に分かれる。
マックスがコーラとポップコーンの出来上がりを待っているときに女性に話しかけられた。キャサリン―かつて告白してフラれた女性―が近づいてくる。気まずさをごまかすためマックスは元気にあいさつをした。
人懐っこい性格のキャサリンは楽しそうに会話を始める。そんな彼女と話しているとマックスは痛感する。
やっぱりキャサリンのことが好きだと。
彼女の隣で何気ない日常を楽しみたいという願望が芽生えた。ジェイソンがチケットを買い終えてマックスたちに合流する。キャサリンはマックスたちに笑顔で別れの挨拶を告げ、人混みに消えていく。
改行をすることで余白が生まれ、見た目的にも、わかりやすいふつおたにできます。
⑧漢字とひらがなの黄金比は「3:7」
最も見やすい漢字とひらがなの割合は「3:7」。
このことは、文章術に関する本の多くでも語られています。
この黄金比、実際に確認すると見やすさは一目瞭然。
- 林檎と葡萄も好きだけど、四川風麻婆豆腐が一番好物(漢字:ひらがな 7:3)
- りんごとぶどうも好きだけど、四川風マーボー豆腐がいちばん好物(漢字:ひらがな 3:7)
後者のほうが見やすいですよね。
ちなみに漢字とカタカナの割合を「3:7」にしてみると…
- リンゴトブドウモ好キダケド、四川風マーボー豆腐ガイチバン好物(漢字:カタカナ 3:7)
なぜか、カタコトの日本語を話す中国人のお兄さんの笑顔が思い浮かびました。
⑨何度も読み返す
読んだ文章を確認するのって、本当に大切です。時間をおいてから見直すことで、おかしな部分に気づけるんですよね。
- 主語・述語の関係の違和感
- 誤字脱字
- 間違った言葉や表現
- 文章のリズム感
などの改善点をチェックできて、しっくりくる言い回しに変えられることも珍しくない。
見直すことで、文章はより良いものになる。
某大物アーティスト風に言えば、
何度でも
何度でも
何度でも
繰り返し読めよ
推しのために
その目乾くまで
なんども見直して、いい言葉や表現を思いついちゃってください!!
夢は叶う!!
・表現力を伸ばすポイント12選
①主語と述語を対応させる
「ねじれ」とは、主語と述語が正しく対応していない状態で、ねじれている文章は、圧倒的に読みにくくなります。
ねじれている文章は以下のようなものです。
【例文】
ウィルソンの特技は、日本語を話します。
違和感のある文章で、この状態が「ねじれ状態」なんです。
主語と述語を対応させて、ねじれを解消させた場合、以下のようになります。
【例文】
ウィルソンの特技は、日本語を話すことです。
ウィルソンは、日本語を話すことが特技です。
ねじれのない文章はスッと頭に入ってくる読みやすさ。
主語と述語のねじれが起こるのは「文の構造が複雑すぎること」が原因で、ねじれは重文や複文で起こりやすいんです。
もっと長文で「ねじれ状態」を確認してみましょう。
例:ジョンは焼きそばパンを買いに行きますが、アンナの仕事は観客が帰ったあと、忘れ物をチェックして、野球場の清掃を行います。
主語と述語の組み合わせがいくつかあり、やや複雑な構造のため、理解しづらい文章です。文章を書くとき、一文ですべてを説明しようとするのはNG。
ねじれ解消を解消させたのが、こちら。
例:ジョンは焼きそばパンを買いに行きます。アンナの仕事は観客が帰ったあと、忘れ物をチェックして、野球場の清掃を行うことです。
文章を書くときは、複数の文を使って説明するようにしてください。短い文なら主語と述語を対応させやすく、わかりやすい文章にできる。またリズムも生まれるので読みやすくなります。
②係り受けの距離は近くに
「係る言葉」と「受ける言葉」が離れすぎていると「関係性がわかりにくい文章」になります。
ひと目見て、どういった内容の文章なのか掴めない、そんなふつおたはストレスでしかありません。
「係り受け」には、
- 主語と述語
- 修飾語と被修飾語
の関係があります。
【主語と述語】
主語と述語が遠い文章は、わかりにくくなります。
- NG
→ボブは、マリアからもらったプレゼントの箱を開けた。 - OK
→マリアからもらったプレゼントの箱をボブは開けた。
「ボブ(主語)」と「開けた(述語)」が係り受けの関係で、これらを近づけると読みやすい文章になりました。
【修飾語と被修飾語】
修飾語と被修飾語が離れている文章も、わかりにくい文章の典型例です。
- NG
→丁寧にマリアからもらったプレゼントの箱を、ボブは開けた。 - OK
→マリアからもらったプレゼントの箱を、ボブは丁寧に開けた。
「丁寧に(修飾語)」と「開けた(被修飾語)」が係り受けの関係で、これらが近くなったため意味がわかりやすくなりました。
「係り受けの言葉」を近くに置くだけで、抜群に読みやすい文になります。 読み手もストレスを感じずに済むので、書き手に好印象を持ちます。
③助詞
助詞は、単語と単語の関係を示したり、さまざまな意味をそえたりする役割を持っています。
助詞を正しく使えれば、伝わるふつおたを書けるようになります。
助詞の役割は二つ。
- 語の関係を示す役割:「格助詞」と「接続助詞」
- 語に意味を添える役割:「副助詞」と「終助詞」
それぞれの役割を確認してみましょう。
格助詞
格助詞は主に体言(名詞・代名詞)に付いて、語と語の関係を表します。
例文で格助詞の役割の一つである「主語を作る役割(が・の)」を見てみましょう。
(例)ボブが ハンバーガーを食べる。
「ボブ(名詞)」の後ろに「が(格助詞)」がくっついています。
例文が表しているのは、ボブとハンバーガーが「食べる・食べられる関係」ということです。
このように「格助詞は単語と単語のさまざまな関係を表す役割」を持っています。
接続助詞
接続助詞は主に活用語に付いて、前後の文節を様々な関係でつなぎ合わせます。
活用語とは、使われ方によって変化する単語のこと。
活用語は主に2種類。
- 用言(動詞・形容詞・形容動詞)
- 助動詞
用言と助動詞が変化する一例はこんな感じです。
- 【動詞】行く→行った
- 【形容詞】寒い→寒かった
- 【形容動詞】きれいだ → きれいな
- 【助動詞】させる →させた
接続助詞は、活用語の後ろにくっつくことで、文と文の間に意味を持たせる役割なんです。
例文:食べると眠くなる。
食べる(用言:動詞)の後ろに「と(接続助詞)」がくっついており、例文の場合「食べる=眠くなる」という関係を示しています。
接続助詞が示す関係性は3種類。
- 順接:ある出来事に対して順当な事柄が続くこと
(例)眠いから寝よう - 逆説:ある出来事に対して順当ではない事柄が続くこと
(例)眠いけれど、もう少し起きていよう。 - 並列:文と文が対等に並んでいる関係のこと
※対等な関係=文の順番を入れ替えても意味が変わらないこと
(例)ボブはコーヒーを飲みつつ、読書をする。
(例)ボブは読書をしつつ、コーヒーを飲む。
副助詞
副助詞には、いろいろな種類の言葉にくっついて、さまざまな意味を与える役割があります。
【主な役割】
- 強調:ボブ「こそ」チームのエースだ。
- 程度:カツ丼を食べるのに30分「ほど」かかる。
- 添加:雨が降り、雷「まで」鳴りだした。
など、副助詞は、さまざまな意味を示します。
終助詞
終助詞も、さまざまな意味を表します。
「副助詞」との違いは、「終助詞」は文字通り「文の終わり」に付いています。
【主な役割】
- 反語:何も行動できないままでよいのだろうか。
- 呼かけ:恋の女神よ、我に力を与えたまえ。
- 疑問:いま何をしているのですか。
など、終助詞も、さまざまな意味を示します。
④体言止めを使う
「体言止め」は、文末を体言(名詞や代名詞など)で止めるテクニック。リズムに変化をつけられるので、文章が読みやすくなります。
例文で体言止めを確認してみましょう。
- 例文:私はラーメンを食べました。
- 体言止め:私が食べたのは、ラーメン。
カンタンな文章ですが、リズムが大きく変化したのがわかります。もう少し文章量の多いモノだと、よりリズムの変化を実感できます。
マンガや雑誌、ニュースなどから文章を抜き出して、「体言止め」にぜひチャレンジしてみてください。
楽しいですよ体言止め♪
⑤倒置法を使う
「倒置法」は、文章を普通の順番とは逆にする表現テクニックです。
日本語の基本的な文法は「主語―目的語―述語」ですが、これを倒置法で表現すると 「主語―述語―目的語」の順番になります。
- 基本文法(主語―目的語―述語)
→私はカレーを食べる。 - 倒置法(主語―述語―目的語)
→私は食べる、カレーを。
基本とは逆の順番で文章を書くことで、リズムに変化を加えて、読み手にインパクトを与えられます。
⑥比喩表現を使う
比喩表現を使えば、短い文章でイメージを伝えられちゃうんですよね。
小説のような小難しい比喩表現である必要はなく「~のような○○」という表現でOKです。「おっぱい」のことを「たわわに実った禁断の果実」と表現する必要はないんです。
(例)彼女は「ヘスティアのようなおっぱい」だ。
これで十分。相手の頭にロリ巨乳が一瞬で浮かんだことでしょう。
そういえば、このあいだ赤坂を歩いていたらカッコいい車を見かけたんです。アストンマーチンのようなんだけど、多分違う。
このカッコいい車を「~のような」で表現すると、「ジェームズ・ボンドが好みそうな車」といったところですかね。
「車体が○○で、フォルムが○○で、エンジン音は〇〇だ」って小説のような言い回しをされてもわかんないですよね。
『007』の主人公ジェームズ・ボンドの名前を出すことで、かっこいい車のイメージをなんとなく掴んでもらえます。
⑦数字を使う
「読みやすい文章=イメージしやすい文章」だと言えます。
形容詞(形容動詞)や比喩表現を使うことで、相手にイメージを上手く伝えることができます。
言葉以外に数字を使うことでも具体的なイメージを伝えられます。
例えば、
- 「多くの人々」ではなく「100人の人々」
- 「圧倒的な支持率」ではなく「90%の支持率」
数字を使うことで「規模感」がわかるので、イメージをよりしやすくなります。
また「中途半端な数字」を使うと、説得力がさらに増します。細かい数字を使っている人は「真面目な印象」を受けるため、その分「信頼性」も高く感じるようです。
例えば、
- 定食屋さん、100店舗以上を食べ歩き
- 定食屋さん、107店舗を食べ歩き
後者のほうが、細かい部分にまで注意を向けられそうで、より信頼できそうな印象ですよね。
数字は「ときに大まかに、ときに細かに」、状況に合わせて見せ方を変えるのが効果的です。
ぜひ数字のパワーを使いこなして「より読みやすい文章」を書いちゃってください♪
⑧「」を使う
「」(かぎ、かぎ括弧)の主な使い方には、
- 文章中の会話の始めと終わりにつける
- 強調(区別)したい文章や語句を囲む
があります。
(例)会話文
「どうすればキャサリンと付き合えるかな?」
神妙な面持ちのマックスが、言った。
「彼女、ボブと付き合ってるんだろ?ならボブより良い男になるしかないだろ」
質問に答え終えたジェイソンが、ハンバーガーをかじる。
(例)強調文
「キャサリンと付き合う方法」を、マックスが神妙な面持ちで聞く。キャサリンの彼氏になるには、彼女の今カレである「ボブよりも良い男」になるしかない。そんなアドバイスを言い終えたジェイソンが、ハンバーガーをかじる。
「」を使って会話文にしたり、言葉を強調(区別)したりすれば「読みやすい文章」になります。ぜひ「」を使ってふつおたを書いてみてください!!
⑨同じ文末を繰り返さない
文末に同じ言葉が続くと相手に退屈な印象を与えてしまいます。
(例)ボブはカレーを食べています。
そのカレーを作ったのはキャサリンです。
牛肉にじゃがいも、にんじん、たまねぎが入ったカレーです。
もし、文末に同じ言葉を3連続で使っていたら、言葉や表現を変えましょう。
(例)ボブが食べているのはカレーです。
それを作ったのはキャサリン。
牛肉にじゃがいも、にんじん、たまねぎが入ったカレーです。
「です・ます調」や「である調」は語尾が単調になりやすいため、倒置法や体言止めなどを使って、語尾にアクセントを入れるのがおすすめ。
⑩指示語を使いすぎない
指示語は長い名詞などを短く表記できるので、使い勝手が抜群。
指示語の言葉は、その頭文字を取って「こそあど言葉」と呼ばれています。
- これ
- それ
- あれ
- どれ
便利な指示語ですが、使いすぎると抽象的で意味不明な文章になってしまいます。
例:私は、食べることが大好きで、外食したり、お取り寄せしたりして食を楽しんでいます。それをするためなら、お金をいくらでも使いたいと思っています。
「それ」が何を指してるのかわからない。「食べること」なのか、「外食」なのか、「お取り寄せ」なのか…抽象的すぎてモヤモヤする文章です。
例:私は、食べることが大好きで、外食したり、お取り寄せしたりして食を楽しんでいます。食べるためなら、お金をいくらでも使いたいと思っています。
「食べること」が大好き、そんな様子がハッキリ伝わってきますね。美味しいものを食べて満面の笑みを浮かべている姿を、想像できちゃいます。
指示語を使うと、同じ言葉を繰り返し使わなくて済むので、文章がすっきりします。回りくどさが無くなるので、ストレスなく読めちゃう。
ただ、指示語を使いすぎると意味が曖昧な文章になってしまう。
読み手をモヤモヤ、イライラさせないように指示語の乱用には気をつけましょう!!
⑪肯定文を使う
文章の表現には「肯定文」と「否定文」があります。
- 肯定文:~する(した)、~できる(できた)
- 否定文:~しない(しなかった)、~できない(できなかった)
例文で確認してみると、
例:肯定文
→ボブの活躍で、大一番の試合に勝つことができた。
例:否定文
→ボブの活躍がなければ、大一番の試合に勝つことができなかった。
2つの例文とも「ボブのおかげで大事な試合に勝てたこと」を伝える文章。
肯定文の方がわかりやすいし、読んでいて気分がいいですよね。
否定文の場合だと、わかりにくいし、読みづらいし、読み終わったときの気分は良くない。
使う言葉や表現もポジティブなものがおすすめ。「ネガティブなこと」を「ポジティブな表現」で言い換えるようにしてください。
(例)電車でいちゃつくカップル→あえて反面教師役を買って出る勇敢な男女
推しに良い印象を与えたいなら「肯定文」や「ポジティブな表現」を使うのは必須!!
⑫かんたんな言葉を使う
推しにカッコイイところを見せるため、難しい言葉や表現を使う。その気持ちはわかりますが、ぶっちゃけ逆効果。
カッコイイと思われるどころか「頭が悪い」と思われるだけです。
文章に難しい言葉や表現があると、そちらに相手の注意力が持っていかれます。内容に集中しづらいので、何の話かわからなくなる。
(こんなわかりにくい文章を書くなんて頭が悪いヤツが書いたんだな)
読みづらさによるイライラの矛先が向けられるのは、書き手。また、思いやりも感じられないので、読んでいる相手に嫌われます。
相手から魅力的に思われたいなら「わかりやすい言葉や表現」に言い換える。もっと具体的に言うと「小学校6年生」にも伝わるように。
とくに避けたいのは、言葉を変換する時に「難解な漢字」を使うこと。
例:然し→しかし、贔屓→ひいき
漢字を使う際は「漢検三級(中学校卒業程度)~漢検五級レベル( 小学校卒業程度)」がおすすめ。
ふつおたを書くときは、わかりやすい言葉や表現を使うようにしていきましょ!!
【心理テクニック 3選】
「心理テクニック」を使うことで、相手に良い印象を与えられます。親しみを覚えてもらえるので、もっと円滑なコミュニケーションが可能に。
今回は「推しからの親近感」が上がる心理テクニックを3つご紹介します。
・推しからの好感度を上げるポイント3選
①相手の名前を入れる
ふつおたやツイッターのリプなどに「相手の名前」を入れるだけで、心の距離がグッと近づき、親近感を持ってもらえます。
このテクニックって、意外と効果あるんですよ。
先日、街中を歩いていて、女子二人組の会話が聞こえてきました。
○○くんってかっこいいよね~
あ、めっちゃわかる~
え?〇〇って俺の名前…え?
まぁ某イケメン俳優さんのことだったんですけどね(笑)
(ですよね~)
少しだけションボリ。が、自分が褒められた感覚が強く、彼女たちに好感を持ちました。まぁ私が単純なのは否定できませんが(笑)
なにはともあれ「相手の名前を使う」というテクニックは、十分な威力を持っています!!
彼女たちを見習って、ふつおたに「推しの名前」を入れるようにしてみてください。採用される度に「親しみ」の感情が強くなっていき、RNを読み上げるときに、推しが「喜びの反応」を示すようになります!!
ぜひお試しあれ!!
②相手との類似性を強調する
「どんな人に親近感を覚えるか」
これを考えることも、推しに好かれるために必要です。
人は「類似性(共通点)」に惹きつけられます。
この現象は心理学用語で「ミラーリング効果」と呼ばれていて、人は「自分と似た人」に好感を持つことが知られています。
わたしたちは、自分と似た人に「親近感(好感)」を覚えるんです。
私の場合、
- スポーツが好き
- アニメが好き
- コーヒーが好き
なので、これらが好きな人に親近感を覚えます。
- スポーティな格好の人がいると、何のスポーツが好きなんだろう。
- アニメイトに吸い込まれていく人を見ると、何のアニメが好きなんだろう。
- コーヒーを飲んでいる人を見ると、どんなコーヒーが好きなんだろう。
同じ価値観を持つ人たちに興味を引かれ、親しみを感じます。
推しに親近感を覚えてもらうには「類似性」を強調することが必須!!
③相手の口ぐせを使う
前項で「類似性(共通点)に人は惹きつけられる」というお話をしました。ミラーリングを行うことで「推しの好感度が爆上がり」ということを一緒に確認しましたね。
そこで「ある疑問」が浮かんだ人もいると思います。
(毎回毎回、都合よく推しをミラーリングできるわけ無いでしょ…)
おっしゃるとおりで、毎回「推しとの類似性(共通点)」を探し出すことは出来ません。
そんなとき、やってほしいのは「ミラーリングを作り出すこと」。一番カンタンなのは「推しの口ぐせ」を使って文章を書くことです。
「口ぐせを真似る」だけでも「ミラーリング効果」を発揮できるので、相手に好印象を残せますよ!!
【まとめ】
わかりやすい文章術21選&推しに好かれる心理テクニック3選をご紹介しました。
お伝えしたポイントを抑えて「ふつおた作り」に取り掛かってみてください。あなたの文章がよりわかりやすく、より魅力的な内容になりますよ!
- 構成力を伸ばすポイント9選
①書く前にまず構成を考える
②文章構成の有名なテクニック「PREP法」
③文章は書いたあと削るもの
④メッセージは「1つの文章に1つだけ」
⑤長さは「一文あたり50~70文字」
⑥「読点(、)」で読みやすさアップ
⑦改行で余白スペースを作る
⑧漢字とひらがなの黄金比は「3:7」
⑨何度も読み返す - 表現力を伸ばすポイント12選
①主語と述語を対応させる
②係り受けの距離は近くに
③助詞
④体言止めを使う
⑤倒置法を使う
⑥比喩表現を使う
⑦数字を使う
⑧「」を使う
⑨同じ文末を繰り返さない
⑩指示語を使いすぎない
⑪肯定文を使う
⑫かんたんな言葉を使う - 【心理テクニック 3選】推しからの好感度を上げるポイント
①相手の名前を入れる
②相手との類似性を強調する
③相手の口ぐせを使う
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「採用されたふつおた」の実例はこちら
【参考文献】
【文章術】
- 『TEDトーク 世界最高のプレゼン術』ジェレミー・ドノバン (著)
- 『才能に頼らない文章術』上野郁江 (著)
- 『人を操る禁断の文章術』メンタリストDaiGo (著)
- 『心理学者が教える思いどおりに人を動かすブラック文章術』渋谷 昌三
【心理テクニック】
- 『影響力の武器』(著)ロバート・チャルディーニ
- 『ワルい心理学』監修 渋谷昌三
- 『今日から使える心理学』渋谷 昌三 (著)
- 『50の心理実験』清田予紀
【その他】
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