この記事では「ラジオメールの採用」を目指す方に向けて、
採用されている文章術である「わっしょい式文章術」をお伝えします。
かつての私は「コピペマスター」でした。そんな状態からメール投稿を始めて約半年で念願の「初採用」を経験。投稿活動をしていた約4年間、ほぼ毎月のペースで推しにメールを読んでもらえました。
常連リスナーの一員になれて思ったのが、
- 「文章の書き方」さえ知れば、採用はそれほど難しくないということ
- 「推しに認知」されて思ったのが、認知されてるって最高に嬉しいってこと
「わっしょい式文章術」は、たった3つのポイントだけ。
文章を書くことに苦手意識があっても取り組みやすいモノになっています。
この記事を読めば「ふつおた(コーナーメール)」の書き方がわかる。
目指せ「初採用&常連リスナーの仲間入り&推しからの認知」の獲得!!
【「わっしょい式文章術」3つのステップ】
常連リスナーになるきっかけとなった「わっしょい式文章術」。
書き方はシンプルです。
- 箇条書きファイブ(5つの箇条書きを作る)
- 言葉を完全装備(言葉を肉付けして文章量を増やす)
- 冒頭に「キャッチコピー」を置く
たった3ステップで「ふつおた」の完成です。
めっちゃくちゃ簡単ですよね??
実際に「ふつおた」を作りながら説明したいと思います。
例文は「過去に採用されたふつおた」を使っています。
ちなみに「わっしょい式文章術」のベースは「結・起・承転・結」。
「結起承転結」の詳細は以下の記事で解説しています。
・ステップ1:箇条書きファイブ
ふつおたのネタが全てのはじまり
「ふつおた」を作るには、5つの箇条書き(ふつおたのネタ)が必要です。
箇条書きについて、もっと具体的に言うと「4つの事柄+質問」から成っています。
例文で確認してみましょう。
- 要点
小学生の頃、近所にとあるジイさんが住んでいた。 - 状況説明
派手な格好のジイさんで、何者なのかと小学生たちの話題になった。 - 出来事・行動
しばらくして、ジイさんの正体が資産家だと判明する。 - 結末
ジイさんの正体が判明したため、小学生たちの興味は一気になくなった。 - 質問
小学生の頃、近所に名物となる人物っていましたか?
「要点→状況説明→出来事・行動→結末」を意識すると構成がまとまります。
「箇条書きファイブ」のステップを終えると「ふつおた」の骨格が現れます。①~④を磨いて、ふつおたの完成を目指します。
慣れない頃は「ふつおたのネタ」を見つけるのすら一苦労。なかなか内容が思い浮かばず、時間だけが過ぎていくのは誰しもが通る道。
ネタを見つけるコツは以下で解説していますので、気になる方は是非参考にしてくださいね♪
・ステップ2:言葉を装備でマシマシ
次は、装備を付け加えて「言葉を完全武装」しましょう。
文字数を増やす段階、ようするに「文章の肉付け」ですね。
文章の肉付けをする際に意識するポイントは2つ。
- イメージしやすい言葉や表現を使うこと
- 5W1Hを入れること
この2つを意識するとわかりやすい文章になります。
例えば、「イメージしやすい言葉」を使った文章の肉付けは、こんな感じになります。
- 要点
小学生の頃、近所にド派手な格好をしているジイさんがいた。 - 状況説明
ジイさんの格好は、短髪で金髪、グラサン。
『ワンピース』に出てくるドフラミンゴみたいな服装だった。
そんなジイさんは何者なのか。
正体不明なジイさんに小学生たちの好奇心はくすぐられた。 - 出来事・行動
ある日、担任から正体不明のジイさんが地元で有名な地主だと知らされた。
ただの「金持ち」だったことにみんなショックを受けた。 - 結末
素性がわかったジイさんは、ただのジイさん。もう用はない。
こうして小学生たちのジイさん熱は一気に冷めた。
青字の部分を見てほしいのですが、だいぶイメージを掴みやすくなっていませんか?
「どんな??」で掘り下げて言葉に肉付けをするだけで「イメージしやすい文章」に早変わりしますよ!
文章量は150~200文字がオススメ
「ふつおた」の文章量は150~200文字がオススメです。
一般的には、この辺りの文字数が一番採用されやすい印象。
音読して30~40秒くらい。
もちろん200文字以上でも採用されることはあります。
ただ、慣れていないうちは書くのが正直キツイ。
まずは文章量よりも、「ふつおた」の完成数を増やす。
経験値を上げることに集中です。
ちなみに採用される最大の文字数は「250文字前後」がギリギリだと思います。
これ以上の長さだと番組の尺の都合上採用されにくいでしょう。
文章量の許容範囲は番組によって変わってきますので、各自確認してみてくださいね。
肉付けが終わったら、一度読み返す
文章の肉付けが終わったタイミングで、一度文章を読んでみましょう。
気になる部分があるはずなので、適宜修正して、文章を磨いてください。
「ステップ③:キャッチコピーでブチかます」をスムーズに行うために、
「一番伝えたいこと」が決まっているかもチェックしましょう!!
そして、「メールで一番伝えたいこと(要点)」は、冒頭に持ってきてください。
冒頭の文章は、アニメでいう「あらすじ」のような役割。
結論ファーストにすることで、展開をイメージしやすくなる。
文章に集中してもらえます。
文章チェックを終えて修正し、読みやすくした例文が以下になります。
【修正前】
- 要点
小学生の頃、近所にド派手な格好をしているジイさんがいた。 - 状況説明
ジイさんの格好は、短髪で金髪、グラサン。
『ワンピース』に出てくるドフラミンゴみたいな服装だった。
そんなジイさんは何者なのか。
正体不明なジイさんに小学生たちの好奇心はくすぐられた。 - 出来事・行動
ある日、担任から正体不明のジイさんが地元で有名な地主だと知らされた。
ただの「金持ち」だったことにみんなショックを受けた。 - 結末
素性がわかったジイさんは、ただのジイさん。もう用はない。
こうして小学生たちのジイさん熱は一気に冷めた。
【修正後】
- 要点
小学生の頃、近所に名物ジイさんがいました。 - 状況説明
『ワンピース』のドフラミンゴみたいな服装で、神出鬼没のジイさん。 - 出来事・行動
子供にとっては正体不明な存在で、「元ラッパー」や「裏社会のボス」、「タイムトラベラー」など、様々な噂が囁かれ、好奇心をくすぐられる存在でした。 - 結末
まぁ、実際はただの資産家だったんですけどね…(笑) - 質問
〇〇さんが小さい頃、「地元に名物となる人物」っていましたか?
例文の場合、一番伝えたいことは「名物じいさんがいたこと」。
なので、冒頭の文章は「小学生の頃、近所に名物じいさんがいました」です。
(あぁ…こんな感じの話なのかな)
なんとなく予想できるほうが、話に集中できますよね。
(「一番伝えたいこと」がわからない…)
もしかしたらそんな場合があるかもしれませんね。
そんなときは、「何について書いた文章」なのか考えてみてください。
一番伝えたいことは「○○についての話」と言えるまで掘り下げればOK。
最後は質問でふつおたを締めます。
ふつおたを質問で終えれば、推しが話を広げやすくなりますからね。
ちなみに質問内容は「一番伝えたいこと」と関連するものがおすすめ。まとまりのあるメールにできるので、伝わる文章に仕上げられますよ。
「②言葉を装備でマシマシ」のポイントはこんな感じでしたね。
ステップ②の段階で、言葉を加えたり、減らしたりして、ふつおたの形を整えます。
ちなみにポイントを抑えれば誰でも「読みやすい文章」を書けます。才能とかそんなものは必要ありませんし、小難しいテクニックも必要ありません。
読みやすい文章を書くコツは以下の記事で解説していますので、気になる方は要チェック!
▶採用と推しの好感度ゲット!ふつおた文章術&心理テクニックまとめ
・ステップ3:必殺技「キャッチコピー」でブチかます
ここまでくれば「ふつおた作り」の作業は、ほぼ終わっています。
「わっしょい文章術」の最終ステップは「必殺技キャッチコピー」をブチかます!!
なぜ、必殺技を放つ必要があるのかと言うと…
相手の興味を惹きつけて「ふつおた」を最後まで読んでもらうためです!!
採用される大前提として「メールチェック」で最後まで読まれる必要があるんです!!
メールチェック突破のために「必殺技」が必要
番組に送られたメールは、まずスタッフさんにチェックされます。
採用のプロセスは以下のケースが一般的。
「相手の関心をいかに惹きつけられるか」が、流し読み対策のカギなんです!!
「面白そう」と思ってもらえれば、「最終選考」に残る可能性が非常に高くなる。
「メールチェック」の関門を突破するためにも「必殺技」を使うべきなんです。
必殺技の発動条件は2つ。
- 「ふつおた」で一番伝えたいことが決まっている
- 「一番伝えたいこと」がふつおたの冒頭にある
2つともYESなら、時は来た!!
喰らえーー、キャッチコピーーーー!!
【通常】
- 要点
小学生の頃、近所に名物ジイさんがいました。 - 状況説明
『ワンピース』のドフラミンゴみたいな服装で、神出鬼没のジイさん。 - 出来事・行動
子供にとっては正体不明な存在で、「元ラッパー」や「裏社会のボス」、「タイムトラベラー」など、様々な噂が囁かれ、好奇心をくすぐられる存在でした。 - 結末
まぁ、実際はただの資産家だったんですけどね…(笑) - 質問
西さんが小さい頃、「地元に名物となる人物」っていましたか?
↓青字の部分に必殺技をブチかましたらこうなりました。
【必殺技発動:ふつおた完全体(192文字.ver)】
- 要点
小学生の頃、近所に「ファンキーじいさん」という名物じいさんがいました。 - 状況説明
『ワンピース』のドフラミンゴみたいな服装で、神出鬼没のジイさん。 - 出来事・行動
子供にとっては正体不明な存在で、「元ラッパー」や「裏社会のボス」、「タイムトラベラー」など、様々な噂が囁かれ、好奇心をくすぐられる存在でした。 - 結末
まぁ、実際はただの資産家だったんですけどね…(笑) - 質問
西さんが小さい頃、「地元に名物となる人物」っていましたか?
「ファンキーじいさん」って、どんなじいさんなんだろ??
「ファンキーじいさん」って、どんなじいさんなんだろ??
必殺技「キャッチコピー」を喰らった瞬間、相手は続きを読みたくなってウズウズしちゃいます。
例文では、名物じいさんのあだ名の一つをキャッチコピーに使いました。
冒頭で興味津々にさせて最後まで読ませる工夫をすれば、自ずとメールの採用率も上がっていきますので、ぜひ試してくださいね♪
ちなみに「ファンキーじいさん」のふつおたが採用されたのはこちらの放送回です。
「キャッチコピーの作り方」については、以下の記事で詳細を解説しています。
▶【ふつおた作りの極意】採用数が上がった!キャッチコピーの作り方
【まとめ】「わっしょい式文章術」の復習
これで「わっしょい式文章術」の作り方は以上となります。
正直これなら書けそうだな
ふつおたを書くのって意外とカンタンなんだ
そうなんです。
コツさえ掴めば「ふつおた」はかんたんに書けちゃうんです
「ふつおた」だけでなく「コーナーメール」にも使える便利なテクニック。
この書き方で多くのメールが採用されています。
「わっしょい式文章術」を使えば、あなたのメールが採用される日も近いでしょう。
一度だけでなく何度も!!
「常連リスナー」の仲間入りを果たし、推しに認知されるのも時間の問題。
推しに認知されたら本当に嬉しいですよ。
嬉しさが押し寄せてきて、大渋滞。感無量。
感動のあまり、涙で湖できちゃいます!!
素敵な「ふつおた」作りの日々を過ごして、推しに認知されちゃってください!!
【ふつおた関連の情報をもっと知りたい方は、こちらもオススメ】
「伝わる文章の書き方」はこちら
「ふつおたのネタ」を見つける方法はこちら
「採用されているふつおたの書き方」はこちら
「推しの印象に残るRNの考え方」はこちら
「キャッチコピーの考え方」はこちら
「採用されたふつおた」の実例はこちら
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